90代のおばあさんに聞いた美姿勢の秘訣




ひょんなことで90代のおばあさんと少しだけお話をする機会がありました。

90代の方と聞くと、腰が曲がって少しずつ歩いている可愛らしい印象があるのですが、なんとその方は姿勢がとても美しかったのです。

巻き肩でも猫背でもない美姿勢の秘訣を聞いてみました。

1つでもいいから他人と関わる趣味を見つける

聞いたところ、パソコン教室に通い始めたのだとか。

もともとそういったものは得意ではなく、「書くなら手!」と思っていたそう。

おばあさんは自分が長生きすればするほど、周りの友人たちとの別れが多くなり心がしんどくなった時期があったそうです。

「自分も、そろそろ友人たちのところに行きたいわ。」

そうお子さんたちに呟いたそうです。

ただ、もともとからっきし元気なタイプの方だったようで、お子さんたちは

「お母さんがこんなこと言うなんておかしい!」

と思い、生きがいとして趣味を探してくれたみたいです。

そこで出会ったのがパソコン教室でした。

  • 自宅から近くのデパートに入っているから通いやすい
  • 70歳以上と思わしき方が多かった
  • 大体みんな初心者でワイワイできそう

これらの条件が、おばあさんにも丁度よかったようで、まずはやってみたとのことです。

最初は全く分からずも、講師の先生だったり先に通い始めた方に教えてもらいながら、楽しく過ごせたようです。

「文字を打つだけなのに、なんでこんなに楽しいんだろう!」

考えてみたら、結局は「同じ趣味の愉快な仲間たちがいる素敵な空間だったから」という結論に至ったそう。

この素敵な出会いから、また明るい元気なおばあさんに戻ったんだとか。

お子さんも相当嬉しかったようで、

「母のように楽しく過ごしたい。」とおっしゃっていました。

お子さんも、年齢的には高齢者ですからね…いい先輩が近くにいましたね。

人に見られていると意識する

私は、基本的に自分軸で生きたいので、あまり周りの目を気にしたくないなと思っています。

ただ、おばあさんは「人に見られていることを意識している。」とおっしゃっていました。

これに関しては、自分軸を持つ、という意識は変えなくてもよいと。

服や髪型ではなく、「人となりを見られていると思え」とのことです。

「え、対象は姿勢でしょ!?」と思ったのですが、姿勢がよいと「いい意味でチャキチャキしているように見られる」そうで、元々の本人の性格にマッチするんですね。

結局、人となりについても知らない人からは見た目でしか判断されない、こういった意識から、姿勢をよくするようになったそうです。

矛盾しているのでは?と正直思いましたが、結果としては一理あるなと考えられます。

そして、パソコン教室に通って定期的に仲間たちと会うことで、更に意識が強く、継続できるようになったんだとか。

また、美姿勢に慣れると、逆に姿勢を悪くすると息苦しくなることに気づき、「もう戻れない。」とのことでした。

幼児期から猫背だった私からすれば羨ましい限りです。

若者に「若い」と言われることがとにかく嬉しい

美姿勢を継続していると、すれ違う女子高生たちにヒソヒソといいことを言われるそうです。

「すごく姿勢がいいよね。」

「よくいるあのおばあさん、本当にいつもいるし元気だね。」

「ウチらスマホ首なのに。」

こういった声が聞こえるようになったそう。

「特にフードコートは生の若者の意見がよく聞こえてよい。」と教えていただきました。笑

基本何をしても元気で明るくて姿勢もよく、友人との時間を楽しんでいる正直者女子高生たちの意見(会話盗み聞きですけど)は、真っ直ぐ自分に刺さるようです。

お子さんがいる方の感覚で例えると、幼児っていいことも悪いことも、基本全部正直にいってくるじゃないですか。

結果、グサっとショックを受けたりこちらも素直に喜べたり。

そんな女子高生のリアルな声も拾って自分に反映させようとするこの一連流れで、頭もよく使うようになって「なかなかボケない」んですって。

ちょっと怖いなと思っていた女子高生も、おばあさんのおかげで少し見方が変わりそうです。

…なんだか、いつかそのおばあさんに、女子高生と直接絡んでもらってtiktokだったりブログだったりを始めてほしいなあと思い伝えたのですが、

「『バズって』大金入っても使いきれないわ〜!」

と、ユーモアで返されたのでした\(^o^)/

こんな思考であることも、若く見られ、その声がまた本人に届き、美姿勢を保てる秘訣になるのかもしれませんね。

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