「雪虫が飛んでいる!そろそろ雪が降るよ〜。」
このあたりの地域では、「雪虫が飛ぶと雪が降る」と言われています。
そんな雪虫を金曜日の通勤途中で見かけて、「もうすぐ雪が降るんだなあ。」と感じていました。
雪虫って、地域によって呼び方が違うようですね。
そもそも雪虫ってナニモン?
可愛い〜と思って毎年手に乗せたりしていたのですが、そもそもこの雪虫ってなんなんだ?
気になって調べてみたところ、なんと“アブラムシ”なんだとか。
げえ〜〜!?アブラムシ!?
アブラムシってあのアブラムシ…あれを手に乗せていたのか、と思うとゾワゾワします。
ただ、よく知っている「茎に大量にいる気持ち悪いやつ」とは少し違うようで。
ワラワラ群がっているあのアブラムシは、そもそも羽がないので飛びません。
雪虫は、越冬前に成虫になるようで、それがこのあたりではちょうど雪降る頃なんですね。
雄は1週間程の寿命で、雌も産卵してしまうと死んでしまうんだとか。
鮭もそうだけど産卵すると死んでしまうのどうにかならないのかしらね?
彼らもそれを知った上での生き方なのか、生殖本能だけで動いているからそんなこと気にしていないのか…
生物って、ニンゲン含めて本当に不思議なものです。
思い出の雪
我が家のかわいい娘は冬生まれ。
娘を妊娠中、臨月で急に血圧が上昇し始めましたが、予定日近くになっても娘はさがってくる気配がなかったので、院長指示により陣痛促進剤を使った計画入院をすることになりました。
決まったのは予定日前最後の金曜日。
入院は、土日になにかあっては総合病院に受け入れしてもらいにくい(らしい)とのことで、月曜日に決定。
翌日火曜日に出産という予定でした。ちなみにこの火曜日、娘の出産予定日ちょうど。
土日に自然に陣痛がきたら、それはそれで連絡くださいと言われましたが、おしるしも前駆陣痛もなく、月曜日を迎えました。
「15時に来てください」
と説明されていたので、時間ぴったりに着くように、夫に車で送ってもらっていました。
その道中。
急に背中が痛くなる。どんどん痛くなる。
「え、なにこれ?陣痛の練習?」
本気でそう思いました。待ち構える陣痛という痛みに緊張しているかもと思いながら落ち着かせようと思いましたが、痛くて苦しくて仕方なかったです。
ふと外を見ると、その年初めて見る雪がちらついていました。というよりか吹雪いていました。
夫に心配されながら見送られ、わたしはクリニックに入りました。
(コロナ禍なので付き添い不可でした。)
すぐ助産師さんに苦しいことを伝えて血圧を測ると、上が150オーバー。
妊婦には危ない数値です。
助産師さんに背中をさすってもらいながら部屋に案内してもらい、着替えて横になると、痛みや息苦しさは少しずつおさまっていきました。
結局あれがなんだったのかは、分からなかったそうです。
お腹の娘も無事だったので、血圧が下がった後、バルーンを入れる処置をしてその日はおしまい。
夜、とても背中が痛くなりました。腰ではなく、背中。あれが前駆陣痛なのか…?
あまり眠れない夜を過ごし、明け方助産師さんに誘われてシャワーを浴びてすっきり!
シャワーを浴びたら、不思議と痛みは消えていました。
そして部屋に戻ろうとした時、中庭が見えたのですが…
薄暗い中、1本の葉のない木にしんしんと雪が降り積もる光景。
普通であるはずなのに、なんとも不思議な気持ちになりました。
「この日、今日がこの子の誕生日になるんだ。」
絶対に翌日にはならない、絶対に今日産まれると感じて、実際その日のお昼に出産しました。
3年経とうとしていますが、あの日の雪は忘れられません。
その産まれた娘は、どちらかといえば「夏っ子」に見える程、活発な女の子に成長しています。
なんで子供って雪食べるの?
はなたれママちゃん(5才)も食べていましたよ、雪。
天然のかき氷だと思っていました。親も祖父母もなにも言ってきませんでしたが、今の私がその光景を見たら止めるでしょう。
当時、分かっていても食べていたんです、「汚いしまずい」と。
不思議なものですよね、分かっているのに食べる、それが子供。
当時は積もるとなかなかの積雪量でしたので、上のほうのサラサラした雪を好んで食べていました。
今は積もってもすぐ溶けてしまうか、ビタビタでそもそも見た目が汚いのです。
だからなのかは分かりませんが、冬になっても雪を食べる子供を見かけません。
みんなこっそり食べているのかしら?
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